MENU

私がリウマチ膠原病内科クリニックを立ち上げようと思った理由

大阪府吹田市にて「吹田リウマチ・内科クリニック」を開設する準備を進めています、リウマチ専門医です。

記念すべき第1回目の投稿となる今回は、私がなぜ、あえて「クリニック(診療所)」という形態で、新しくリウマチ膠原病内科を立ち上げようと決意したのか。その原点にある想いをお話しします。

医療が進歩したからこそ、浮き彫りになる「診断の壁」

現代の医療において、関節リウマチや膠原病は、正しく「診断」さえつけば非常にスムーズに、そして効果的に治療ができる時代になりました。一昔前のように「治らない病気」ではなく、コントロールできる病気になったのです。

しかし、ここで最大の問題があります。 それは、「正しい診断がつくまでが、あまりにも遠い」という現状です。

リウマチや膠原病の治療は、まずその病気を「疑う」ことからしか始まりません。

現在、多くの患者さんは、最初に関節の痛みを覚えたとき、まずは「整形外科」を受診されます。 もちろん、整形外科で一般的な関節リウマチが拾い上げられるケースはあります。
しかし、リウマチに似た症状を呈する「脊椎関節炎」や、その他の複雑な「膠原病」までを見抜き、適切な専門医へと繋げられるケースは、決して多くありません。

だからこそ、私は「圧倒的に門戸が広く、かつ、その奥にいる専門医へと確実に繋ぐことができるクリニック」を創りたかったのです。

「総合内科」というベースがあるからこそ、全身を評価できる

膠原病という病気は、特定の臓器だけを見る「臓器特異的」な病気ではありません。皮膚、関節、肺、腎臓、血管……あらゆる全身のサインを評価して初めて、その正体が見えてきます。

私には、その土台となる「総合内科医」としてのバックボーンがあります。

特定の部位だけを部分最適で診るのではなく、患者さんの「全身」を俯瞰して評価する力。これこそが、大病院ではなく、地域に根ざした「クリニック」という場所で一番輝く能力だと確信しています。

地域の身近な窓口として広く患者さんを受け入れ、全身を診て病気の兆候をいち早く拾い上げ、そして最速で専門医の医療へと繋ぐ。これこそが、今の日本の医療に最も求められているピースだと思うのです。

このブログで、その「城」が立ち上がるまでを記録します

このブログは、一人の専門医が「理想の診療所」という城をゼロから創り上げていくドキュメンタリーです。

これから開院に向けて、専門医としてのこだわり、クリニック創設の裏側、そして日々の苦悩やリアルな進捗を淡々と記録していきます。

これからリウマチ医療に関わる方、そして吹田の地で未来に出会う患者さんへ、この想いが届くことを願って。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大阪府吹田市に「吹田リウマチ・内科クリニック」を開設予定のリウマチ専門医・指導医。

勤務医として数多くのリウマチ・膠原病診療に携わる中でいだいた「患者さんにとって本当に理想的なクリニックとは何か」という問い。その答えを具現化するための、ゼロからの開業ドキュメンタリーを記録します。専門医としてのこだわり、クリニック創設の裏側、そして医療への想いを綴ります。

目次